8月4日(金)           
いよいよ旅立ちの日。準備なんてもちろん出来てなかったわけで、夜を徹して無眠で荷物作りに励む。朝7時に風呂に入って、8時に関空に向け出発。友達であり素晴らしき先輩である万吉さんに車で送ってもらい8時45分、関空に到着。万吉さん本当に有り難うございます。とっても感謝しています。帰ってきたらまた泥酔しましょう!!
荷物はほぼ20Kgのスポーツバッグ(成田さんバッグ貸して頂いて本当に有り難うございます)と、パソコンをいれた機内持込み用のキャリーバック。明らかに20Kg超えてたけど何も言われなかった。JAL425便でひとっ飛び(けど11時間あまりってやっぱり尋常なものじゃない)。これらの巨大でしかも巨重の荷物を抱え、シャルル・ド・ゴール空港で市内まで行くバス(Roissy-bus)の乗り場が分からなくて少し迷ってみる。
バスでオペラ座に着いて、そこから地下鉄を乗り継ぎ日本で予め予約しておいたエッフェル塔近くのHôtel La Serre (230F)にチェックイン。やっと荷物から開放される。この時すでに7時近く。その後、再びオペラ座まで戻って大阪市大の福島先生(http://www.lit.osaka-cu.ac.jp/~fukushim/paris/paris01.html)に夕飯を食べさせていただく。初対面だったけど、すっごく疲れていたけど、とても楽しかった。
ホテルの電話は壁から直接コードが出てきているやつで残念ながらInternetに接続できず。夜は涼しく寒いぐらい。日本では連日37℃連発だったのに……。CITIBANKが見つからない。残高すでに100Fなに……。

<IMG SRC=
ホテルはエッフェル塔の近くなんだけど……
          

  
  
8月5日(土)           
とりあえず今日はブールジュ(Bourges)に向かう。何故ブールジュか?意味はない。ParisとVichyの中間ぐらいだから。エッフェル塔になんかわき目もふらずに地下鉄G、Iを乗り継いでオーステルリッツ駅(Gare d'Austerlitz)に。12:14にパリを出発。パリ滞在20時間ほど、そしてパリ観光なし。ちなみにSNCFで(もちろんだけど)Paris-Bourges 147F。切符には「Paris Lyon-Bourges」って書いてあったので駅違うのかとむっちゃ不安になってきたので駅員さんに聞く。大丈夫らしい。「tromper」って言っていた(ような気がするので)のでやっぱりみんな間違えるんだろう。駅で食べたPanini(21F)はっとても美味。Bière(14F)と朝食兼昼食をすます。
Bourgesには2時間弱で到着。駅とcentre villeの間が徒歩20分とのことで、とりあえず荷物から開放されるために駅前のホテルに尋ねる。で、Le Cygne というホテルに決定(昨日と同じ2ツ星)。140F、で朝食(30F)もつける。ホテルの人はものすごくいい人達で、特におばあちゃんは一見の価値あり。
centre ville まであるいて観光に行く。途中では店は閉まっていて全く人の姿を見なかったけど、段々人が増えてきて、Cathédrale St-Etienne辺りではもう全く観光地の様相。教会の塔に登りゆっくりゆっくりぼっーとする。あぁ、時間だけが過ぎていく。 そして少し喧騒を外れた所にあるcaféでbièreとceriseのリキュールを混ぜたやつ(20F)(あれっ、何ていう名前だろう?)を飲む。
悲劇はここから始まる。駅でもらった地図で目星をつけておいたrestaurantに向かう。が、そこは休み。それから5件くらい回っても全部休み。途中で煙草を買おうとして10サンチームコインを10フランコインと間違えて出して呆れられる。5Fコイン2つで10Fだよ、と優しく教えられる。ともかく、8月休みだったり、土・日は休みだったり……、どうなってるんだろう?とりあえず一軒だけ駅の近くに開いているbar兼restaurantの店があったものの、restaurantは7時半からということなのでそれまでホテル(すぐ近くにある)に戻って休むことにする。そして疲れていた僕はそこから12時間睡眠へと入っていく……。
ホテルはまたInternet接続できず。CITIBANKの件は、街中に溢れている(本当に至る所にある)ATMみたいなやつで引き出せることを発見して一見落着。

Cathedrale St-Etienne Bourgesの街並
Cathédrale St-Etienneの内臓 塔から眺めたBourgesの街並
          

  
  
8月6日(日)           
11時前にHôtelを出る。Bourges-Vichy(86F)。どうしても僕のVichyの発音が通じない。Hôtelのおばあちゃんも、駅員も、そういえば日本で旅館のバイトをしていた時に来た英国人にも……。駅の待合室で(なんせ2時間半近く待たなければならない)、小さいおっちゃんが大きな犬を連れて一人で喋っている。怖えよー。ずーっと喋っている。煙草も何度も勧められるし……、怖えよー。
電車は混み混み。途中で座ることが出来たけど、乗り換えするSt Germain des Fossésの駅まで2時間半、実に辛かった。乗換えして7分でVichyに到着。人がごっつい降りたので嫌な予感がする。駅舎の中にはcavilamの受付けカウンターが!!そうこうしている内に車に乗っけられて滞在先へ。Résidence Hôtelière en chambre individuelleの名の通り、そこはニコ☆(2つ星)のホテル(Hôtel "LES AMANDIERS")の一室。ここで一泊65F。まぁ相変わらずInternetに接続出来ないし……、一体いつになったら今書いているものをUP出来るのだろう……?

LES AMANDIERS "LES AMANDIERS"のわが部屋

6時前にHôtelを出て市内探訪。まず驚くこと、人の多さ。おい!死ぬほど人多いちゅうねん!どこもかしこもストリートミュージシャンばっかりやし(日本とは違いギターとかではなく管楽器が多い)。Vichyって鄙びた温泉町を予想していたのに。認識違い?まぁともかく、絶対目覚し時計が必要だし、飲み物・食い物を探し回るものもスーパーみたいな所がない。あっても閉まっている。けど人は多い。うっとおしい町やね。結局目覚ましは買えたものの、唯一発見したスーパー"MONOPRIX"に入ろうとしたら、入口にいた兄ちゃんたちに「fermé!」と言われる。もうレストランに入ろうと決めレストランを探す。で、見つけたムール貝の店は素晴らしい。ムール貝+ポテト+ビールで65F、白ワイン1/2(ドゥミ)が40F。十分満足。けどこれって結構ベルギーっぽくないか?ベルギーが楽しみ。9時半にはHôtelに帰ってくる。明日は学校、クラス分けテスト。
          

  
  
8月7日(月)           
朝7時に起き、Cavilamの事務所へ向かう。寒い寒い。みんな秋のような服装をしている。寒い寒い。そこから別の建物へ連れられていってテストと色々な説明。もちろん全てフランス語、ゆっくり喋ってくれているのだろうが、分からない事もある。日本人(多分)の姿もちらほら。学生証に貼る写真を忘れた、というかそんなのその時始めて聞いたわけで、仕方がない。駅へ行ってスピード写真(25F)を撮る。ついでにPizzaとbièreを食す。ただただ眠い。ずーっと眠い。これって時差ぼけ?分からんけど、とりあえずずーっと眠い。
1時半にクラス発表があって、2時から授業開始。クラスはイタリア人少々、ベルギー人1人、スイス人とイスラエル人が沢山で計13人。最初、2人ペア−になって相手の自己紹介を聞いてそれをみんなに発表する。相手のイタリア人(Francesco)のおっさんがしょうもないやつで、何言ってんのかよく分らん。意思疎通が上手くいかず、終いには「Can you speak English?」と言う始末。アホか!続いて、過去完了について。配られて問題はむっちゃ簡単。あんなもん大学1回生でも間違わんでというやつ。けど、みんなばんばん間違える。もう信じられんくらい。けどみんな喋れる(っぽい)から不思議。やっぱり日本の授業の方法はあかんのかな?いや、けど文法も大事やと思うんやけど。まぁ、そんなかんなで2時間にわたる初日の授業は終わり。疲れた。帰りにベルギー人の若者とちょっとコミュニケーション。彼はベルギーのオステンド(Ostende)の出身、オランダ語とドイツ語を喋れるらしい。帰りに「à demain!」と言って別れる。
帰りにMONOPRIXに行ってシャンプー、剃刀など生活用品と食品を買う。途中クラスのイタリア人(さっきのおっさんのとは別)と会って、ちょっとコミュニケーション→「à demain!」。パンとバターと缶詰のサラダとワインで夕食。今日は一日中眠いのに寝ようと思うと寝れない。ふぅー。

ワイン(vin à la table)     9.8F
卵12個 12.3F
ワインオープナー 23F
煙草(ROYAL) 19.5F
煙草(Marlboro) 21F
          

  
  
8月8日(火)           
今日は朝8時半から12時まで3時間半、昼から2時から3時半まで1時間半、計5時間みっちりとフランス語に溺れる。うーん、やっぱり喋れない。他のヨーロッパ人たちはようけ喋る。彼らは本当に文法お構いなしによく喋る。休み時間などは彼らは英語とドイツ語で話す。英語を解せない僕はちょっと辛い。
お昼は学食へ行く。10回分のチケットで152F。一回15Fってところで、今日はメロンと肉と、何か分からんけど味のない食べ物とバナナ(もちろんパン・バターはある)。アフリカ人(中央アフリカの国らしいけど聞いたことがなかった)と相席になって喋る。彼は2ヶ月前全くフランス語ゼロでVichyに乗りこんできたらしい。けど今じゃ結構喋れる。すごい。彼の国の言葉で「ありがとう」は"Urakoze"(ウラコゼ)と言うと教えてもらう。ちなみに彼はモーゼスといって母国に帰って大学の教授になるらしい。
今日は新しいsupermarchéに行って買物する。豚肉200g(11F)を買ってきて焼いて食べる(本当に焼き肉みたいになる)。後はただ煮こむだけのパスタとサラダ(le salade strasbourgeoise)。フランスのビールのKronenbourgの250mlビン(缶じゃない)の10本セット21Fで買う。これはアルコールが2.6%でほとんど水みたいなものだけど、それでも2.5リットル380円だったら安いと思うんだけど。
フランスの若者はdiscotéque(disco)とはもう言わないらしい。⇒une boîte de nuit / aller en boîte
          

  
  
8月9日(水)           
今日も朝から頑張る。力の差が顕著に表れてきて、ちょっとだけ授業についていけてないような気がする。午後の授業ではそれがもっとはっきりしてくる。イタリア人とスペイン人の喋るスピードについていけない。彼らはかなり分かっているよう。「こりゃ駄目だ」と思い授業が終わった後に先生に「Cette classe de l'atelier est difficile pour moi!」と言いに行く。そうすると周りにいたイスラエル人やスイス人(スイス人の男の方(名前はDominik)はいつも会うと「こんにちは」と言ってくる。そして大体そこで会話が終わる)たちもpour moi , pour moiと言う。よかった僕だけじゃなかったんだ。けど、クラスが変わるのは来週から。あと2日は我慢しなければならないらしい。
休み時間に日本人留学生に出会う。Seikoちゃんという彼女は関東の大学の4回生でフランス語習っていたらしい。彼女は先週Vichyに来て、クラスが簡単だったからクラスを変えてもらったらしい。強者だ。ちなみに21歳、けど同じ4回生。不思議なことだ。
Hôtelのmadameに家賃を払いに行くが留守。今週中に払えと言っておいて金曜日の夜まで戻って来ないらしい。どうやねん?うーん、けど今日はむっちゃ暑い!
夕食にパスタを作る。sauce aigre douce(そのまま甘酸っぱい酢豚のような味)とpouletでパスタをいただく。なかなか美味。pouletは最初肉屋さん(chez le boucher)で買おうとしたけど、何て頼めばいいのかよく分からず断念し、パックの切り身(escalope de poulet)を買うことにした。ついでにワイン。これまた何がいいのか分からず、まえのおばちゃんが買っていった売れ筋(のような?)ワインを購入。名前はズバリ"BORDEAUX ROUGE"、15Fくらい。安いけどボルドーワイン。まぁ、ワインの味なんて分からないけどね。
10時過ぎに帰宅。もうとっぷりと日が暮れた中、barのオープンテラスで2人のおっちゃん(おじいさんと言ってもいいくらい)がワインを飲みながら陽気に歌を歌っていた。あまりにも楽しそうなのでbon soir !と声をかけると、2人が一斉に喋りかけてきた。けど、これがフランス語?と言うくらい意味が全くわからず、といってワインを飲めと差し出してくれるわけでもなし、立たされたまま歌を聞かされただけ。けどいいな。もう少しフランス語が喋れれば一緒に飲めたのに……。
          

  
  
8月10日(木)           
学校が終わってからアリエ川(l'Allier)のほとりの公園に足を伸ばす。むっちゃでかい公園でのんびりと2時間近くかけて回る。芝生はきれいだけど、そこら中に犬の糞がある。フランス人は決して犬の糞の始末をしない(ある時は、おばちゃんが糞をティッシュで取ったのはいいが、それをそのまま道路の脇にポイと捨てるのを見た)。けど概して犬はおとなしい。
今日はスイス人のDominikとお互い拙いフランス語でフランス語の難しさについて語り合う。彼はクラスを一つ下げる決心をしたよう。僕はどうしようか迷っている。と言うのも、ただでさえ授業でやってい_文法は簡単過ぎるのに、もっと文法が簡単になるとしたら・・・・・それは恐ろしい。先生(Sophie)に言ったら、彼女も「君は私より文法が出来るから、クラスを落とさない方がいい」と言っていた。これって馬鹿にされてる?
今日はコーヒー代3Fしか使わなかった。あぁ嘘、煙草(ROYALE 19.2F)も買ったか。

アリエ川 アリエ川のほとりの公園
L'Allier − この明るさで8時半 ナポレオンなんとか公園
          

  
  
8月11日(金)           
今日も午前・午後の授業をどうにか終え、洗濯をする。洗濯機と乾燥機で16F。22時過ぎにCavilamのsoiréeが行われるLa Pénicheに向かう。入場料20Fを払い中に入る。とりあえずワンドリンクでBièreを飲む。La Pénicheはアリエ川に浮かぶ船をそのまま使っていて船の上はresutaurant、船内がbarになっている構造でなかなか面白い。始め同じクラスのイタリア人とかスイス人たちと飲むが英語ばかりで少々辛い、日本人がちらほらと来始めたので一緒に飲む。久しぶりに日本語全開モードでストレス解消!!Bièreも8杯くらい、途中でジントニックもはさんでみて(ジンバックが通じない、そしてどうしても説明出来ない)閉店の3時まで飲む。最後のちょっと踊ってみたりもする。その後、IIDA君(彼はサッカーマン、今度サッカーをしに行く約束をする)の寮へ行ってチーズとワイン。いろいろVichyの町について聞く。そろそろ夜も明ける。
6時くらい家に帰って用意をし駅に向かう。かなり眠い。

La Peniche La Péniche sur l'Allier
          

  
  
8月12日(土)           
今日は壁画で有名なラスコーを見に行く。soiréeあけの眠い体を引っ張りながら6:58発のClermont-Ferrand行きの電車に乗る。暴睡している間に30分ちょいでClermont-Fdに着くが、そこからが乗り継ぎが悪い。3時間近く待たなければならない。仕方ないので疲れていて眠くて観光なんて全くしたくないけど、Clermont-Fdの町を観光することにする。駅からcentre villeまで結構距離があって、しかも坂の町で、さらには道が分かり難くて、2時間くらいさ迷い歩く。途中やっとCathédrale Notre-Dame de l'Assomptionを見て観光は終了。うーん、疲れた。確かClermont-Fdには日本のJ-village(サッカー日本代表の練習場)があったと思うんだけど、どこだろう?勘違いか?10:35、Brive行きのおんぼろ汽車に乗りこむ。

Clermon-Fd le train
Cathédrale Notre-Dame de l'Assomption このおんぼろ汽車で3時間30分の旅。

このおんぼろ汽車がまた凄い。むっちゃむっちゃ揺れるし、むっちゃむっちゃ遅い。でBriveに着いたのが14:12。朝Vichyを出てから7時間以上が経っている、大幅に予想よりも遅れている。果たして明日中に帰れるのだろうか?途中でVolvicに止まった。VolvicといえばあのVolvicの産地。今度時間があれば訪れようと思う。
Briveの駅で「Lascauxに行きたいんだけど」と駅員に尋ねると、「〜 jusqu'à Condat 〜」と言われる。要するに、Lascauxには電車が走ってなくて、途中のCondatまで行ってどうにかしなさいということだと思う(多分)。30分くらいかけてCondatに着いてみると、もうびびる。周りには本当に何もない。バスが通っている気配もない。やばい、騙された?駅員に聞いてみると、タクシーでLascauxのあるMontignacという町まで10分くらいだと言う。そして親切にもタクシーを呼んでくれる。駅前ではカップル(どこの国の人か分からないがドイツ語を喋っていた。そして彼らはどこかの山に登りに行くらしい)がタクシーを待っている。けどタクシーは一台しか来なかったので、彼らの目的地に行く途中にMontignacの町があるらしいので、そこまで同乗することにさせてもらう。彼らも運転手も感じいい人達で、快適にMontignacに着く。料金は彼らと折半で45F。Bon Voyage!といって彼らと分かれる。
office de tourismeでLascauxの見学券を買う。50F。Lascauxの見学は定員制で英語とフランス語の説明があるらしい。もちろん(?)フランス語の説明の方にする。見学開始は18:30、また3時間ほどの待ち時間。ちなみにLascauxまでは自分で直接行かなければならず、あるいて50分くらいだと言われる(Taxiで行った方がいいと言う)。空いている時間でhôtelを探すことにするが、5件くらいあるhôtel全てが満館(complet)で途方に暮れる。最後の望みをかけてoffice de tourismeに行ってみるがダメ!すっごい同情される。もう仕方がないのでLascaux見学が終わったら、またCondatまでtaxiでもどって、そこからPérigueuxという少し大きな町へ行ってhôtelを見つけることにして、Lascauxの洞窟へ歩いて向かう。

Lascaux Condat
Lascauxへ続く長い坂道 ここが今晩のhôtel ……

Lascauxまで50分と言われたが、実際には30分程で着いた(「地球の歩き方」には徒歩30分と書いてあったので「地球の歩き方」の方が正しかった訳だ)。ただ、結構な上り坂でかなり疲れるけど……。
本物のLascauxは現在閉鎖されていて、見学出来るのは"Lascaux U"という複製されたもの。複製といっても十分に満足できた。フランス語の説明も付いているし(まるで授業の様。もちろん全てが理解できたわけではない)。ただ、どこの国に行っても子供は騒ぐ、うるさい。残念ながら写真は禁止。
見学が終わると大急ぎで町まで降りる(もちろん徒歩!)。でtaxiでCondatの駅まで急ぐ(料金は110F。電話で呼んだので迎えに車での料金も多分入っている)。駅につくと駅員さんが大急ぎで飛んできて「le train est parti !」と言われる。一瞬何言っているのか分からなかった。だってまだ8時過ぎだし……、あるでしょう電車、普通。話しによると20:00に最終電車が出て、次は明日の8:00までないらしい。呆然。仕方ないので(一体今日は何回仕方がないのだろう?)、Condatでhôtelを探す。何件かはあるらしい。
けれどもCondatのhôtelも全てcomplet。いやはや本当に困った。No train , No hotel 状態。で、駅に戻ってみるともう駅は真っ暗。やさしい駅員さんは帰ってしまっていた。もしや教会ならと思い、教会に向かうも、途中で道を尋ねたおじいさんによると夜は教会は無人になるらしい。おじいさんによると夜は別に危険じゃなく、駅で寝ても(つまり野宿)OKとのことなので、宿を駅裏のベンチに決める。
午前0時を過ぎた頃から猛烈に寒くなる。こっちはTシャツ1枚で他には何も着る物を持ってきていない。本当に死ぬかと思う。って言うかもう死んだほうがいいと思う。11時頃にはカップルが車で着た。構わず動かずにいたら少しして帰っていったけど、怖かった……。あぁー、ただ、とりえず、もう、うわぁー、寒い!
          

  
  
8月13日(日)           
おはようございます。といっても殆ど寝てないけど……。ただただ寒い。6時過ぎてようやく明るくなり始める。今日はBordeaux観光の予定だったけど、体力の限界より中止。
とりあえず、8:00の電車に乗り(反対のBrive方向にはお昼頃まで電車がなかったので)Bordeauxに向かう。この電車は昨日とはうって変わって新しい快適な電車。Bordeauxまでの2時間(少し遅れた)快適な睡眠を取る。あぁー暖かい。
BordeauxからParisにTGVで行って、そこからVichyまでの急行で帰る。Vichy着は20:19。あぁ、からだがぼろぼろ。明日は学校なのに……。
TGVは終始向きが進行方向に逆だったけど快適だった。パリの地下鉄Oも新しくて快適だった。そしてParis Lyon - Vicyhの急行電車も快適だった。
          

  
  
8月14日(月)           
月曜日は午後からの授業だけ、今日はわりと楽しく授業を終えることが出来た。授業が終わるとすぐに用意をしてサッカーをしに行く。今日はCavilamの先生とか学生との試合を芝のグランドでするらしい(前出のIIDA君、今日からはNobuに聞く)。バスに乗って10分、l'Allier沿いのグランド、ラグビーのグランドとサッカーのグランドの2面がある。うーん、久しぶりのサッカーは疲れた。だいたい右のサイドとかを(ポジションは結構うやむや)をやっていたんだけど、体はばたばた。後半なんかぴたっと動きが止まる。相手チームはなかなか上手い人がいて、それでいてみんな動ける。結局試合は負ける。試合中同じ人から2回も足引っ掛けられて倒されるも、試合が終わった後彼が来て「Ça va?」と聞いてきた。別に何ともなかったのに……。けど周りのやつらは「怒った?」とか聞かれた。
サッカー終わった後、シャワーを浴びてbièreをかんかん飲む。最高にうまい!はぁー、試合語のbièreも含めサッカーっていいな。9:00から一緒にサッカーしたスペイン人と、ドイツ人と共にkebabを食べに行く。そしてその後barに飲みに行く。ここでもbièreをかんかん・かんかんと飲む。1時過ぎにはNobuの寮へ行ってbièreとワインを飲む。そこまでドイツ人のCristienと???が付き合ってくれた。色々なことを聞く。もっと日本はドイツの歴史を知らなダメだし、ドイツももっと日本の歴史を知らなダメだという話しにも。さらにはネオ=ナチの話にも(彼もこの話にはうんざりそうだった)。もっと楽しく、マテウスについてどう思うかとかも聞いた。彼によると「マテウスはドイツ史上の偉大なプレイヤーの1人だけど、2002年日本でプレーすることはない」らしい。「C'est impossible!」だと。そうして飲みながら楽しい時は過ぎていった……。
ちなみに、スペイン人の彼に城のことを聞いたら、「Il joue bien! C'est vrai.(彼は上手いよ。本当だよ。)」と言っていた。それは真剣に言っていた。

barで bal
サッカー仲間たちとbarで La Poste前でのbal
          

  
  
8月15日(火)           
今日は懇々と眠りつづける。起きたら4時。あぁー色々やることが沢山あったのに……。とりあえず、お決まりのパスタを食べて(これが不味い、今まで最悪のでき、全部食べれなかった)、宿題は終わらす。昨日は所有代名詞(pronom possessif)が出てきてみんなほとんどつまずいていた。僕も少し忘れていて危うかった。カナダ人の女の子に教えてあげるのに四苦八苦。
今日は学校休み。どうもマリア様が昇天された日で祝日みたい(よく分からないけど大きな祭(fête)らしい、日本では終戦記念日だと言うのに)。で、22:00からL'Allierで花火があった。ちょっと遅れたけどクライマックスは見れた。終わった後みんな拍手して、そしてさっさと帰っていく。心地良かった。ただ、今日は朝からずっとおなかの調子が悪い……。

8月後半(8/16〜8/31)へ