4月16日(月)           
多分ちょっと否定的なことばかりを書き続けてきたような気がするので、これからしばらくは1日に起こった「人の優しさ」、「良かったこと」、「粋に感じたこと」を書いていこうかな。
今日は朝から晴れては止んで、太陽がでてきての繰り返し。いったい何度繰り返したやろうというくらい。多分最も天気の変化の激しかった1日。6時半からDominiqueさんに日本語を教えに行く。けど30分は歩かないといけない、で途中から雨が降ってきて大変だった。で、着いてみると「今日は復活祭月曜日でナシ」と言うこと。そういえばそういう話しやったような気もする。運よくCogneauさんがいた。なんかやらなあかんことがあったらしいが雨が上がるのを待っている間ずっと話し相手になってくれた。雨が上がり帰ろうとすると、車で送ってやると言ってくれた。「当然やろ」ってこと。なんか歩きたい気分やったんでそれは断ったけど、やらなあかんことを後回しにして「送るの当然やろ」って言ってくれたことに感動した。
          

  
  
4月17日(火)           
学校からの帰りスーパーによってご飯と、チョコを買った。レジにはいつものごとく長蛇の列。ちょっとだけ慣れてきた僕は当然のようにその中でも早く順番がくるであろう列をさがして並ぶ(この選択は重要、時にはずれるが)。すると、前のマダムが「それだけ」と聞いてくる。「そう」と答えると、「先にどうぞ」と言ってくれた。これは嬉しかった。こんなこといまだかつてなかったこと。本当に嬉しかった。ありがたく順番を変わってもらい、何度も「Merci, Madame!」。「C'est rien.」なんて言われて、そう、何でもないことかもしれんけど、そんなことベルギーでは起きないことやと思っていたからうれしかった。いい気分になった。
          

  
  
4月18日(水)           
今日のいいこと : いつも要ってる学校近くの「サンドイッチ屋さん」で、"Sandwich avec la salade scampi à l'ail"を頼んだら、サラダが残りわずかで、残り全部をはさんでくれた。具1.5倍以上のサンドイッチ。うれしいが、食べにくい。
けど今日はあかんかったことも。@朝、寒かった。学校に行く途中「あられ」が降った。4月やのに。で、学校に着いたら晴れた。昼から快晴。Aまた「水道工事による断水」があった。張り紙では昨日だけでうまく乗り切ったのに。ついでに今日も……、さりげなく張り紙に付け加えてあった……。Bさりげなく携帯電話の通話料が上がった(らしい)……。今までメールをダウンロードするだけなら8FB(約22円)だったのが16EB(約44円)に。つまりは2倍!5分くらいインターネットに接続すると200FBもする。560円……。やってられん。C水道工事のおかげか、水道の水流がめちゃめちゃ激しくなり蛇口が破損。シャワーのように水が出る……。ちょっとうっとうしいけど、後1ヶ月なので修理を依頼しないことに決定。納得いかんことの方が多いのが寂しい……。
頭(髪を?)を剃った。シェービングムースをつけてそのままT字剃刀で。剃髪。まだ未熟者のせいか、終わってみると血だらけに。感触がいい。頭って結構汗かくことに気付いた。そして、寒い……。
          

  
  
4月19日(木)           
今日も昼から「霰」が降る。どうやねん!聞くところによると100年に一度くらいの異常気象とやら、まったくどうなっとんねん。ましてや頭そってしまったもんやから「直接」寒さが身に凍みる。まぁ、風呂はいるんはいように楽になった。もう必要のないジェルを奥に追いやって、もう必要のないリンスを……。いやー、リンスって使いたいねんね。小さいころずっと坊主頭で、お母んに「リンス必要ないでしょ!」と言われながらも、どうしても使いたかった、ある種の憧れを抱いていた甘酸っぱい記憶が蘇ってくる。ただ今は、髪がまったくないのでリンスどころかシャンプーも不要。今のところは。
寒いので、それに血がいっぱい出てそれがかさぶたになっているので、さらに肌があれて皮膚がぼろぼろなので、帽子を購入しに行く。そこで気付いた、って言うか再確認。『僕は頭がでかい』、Big Head……。ずっと髪が多いからと思ってきたけど、そうじゃないらしい。帽子が入らなくて「Vous avez des autres plus grandes ?」と聞くと、「Non... la taille unique...」と言われ呆れられる。ヨーロッパでサイズがなくて困るとは……、わりと切ない。
あぁ、よかったこと。う〜ん、店員さんが僕の頭の大きさにもめげず、いろいろ遠くのほうから帽子を出してくれたことかな……。これって商売やん……。
          

  
  
4月20日(金)           
いやー、寒い。まったくもって寒い。どうなっとんねんというぐらいに寒い。もう5月やっていうのにこの寒さ。おかしいやろってぐらい寒い。なんか天気に同情してしまうぐらいに寒い。天気が移り変わる。ころころ姿を変え僕の前に現れる。七変化。きれいだー。今日のいい話。

こういった具合 こういった具合。

          

  
  
4月21日(土)           
Andréの家に行く予定やったんやけどそれが流れたので、いつものごとく何も特に予定のないいつもの週末。そこでちょっと思い立ってベルギー(ベルギーのフランス語)について調べたこと聞いたことを文にしようと決意。学校もとうとう後1ヶ月なったことやし、そろそろ思いで作りに入らねばと。『ベルギーの思い出』計画。せっかくやから1年間を文にしとくのもいいでしょうと。とりあえず構成など考えずに、思いついたことを書けるところからバンバン書いていく。結論なんってあったもんじゃないから、書きながら構成が出来上がっていく。う〜ん、この書き方はなんてなんて言うんやろ。「超実験的書き方」。1日中文を考える。頭が熱くなる。部分的に書いていくから、その部分部分によって文体が変わる。いろいろな文体を使い分けるというか、確固たる文体を持っていないと言うか、面白い……。ただ冗長……。
このプログラムは不正な処理を行ったので強制終了します。』とのメッセージはかなりブルーにさせる、切なくさせる。"不正"って……。悪人みたいやん?
          

  
  
4月22日(日)           
土曜日からずーっと、家に引きこもってベルギーの思い出『ベルギー調べもん』製作に励んだ。ずーっと、文字を書き続ける。う〜ん、2万字を超えた。目がちかちかしてくる。これだけ長くなってくると文の統一性がなくなってくる。で、書いてるうちに、何を書こうとしているのか分からなくなってくる、書いてる途中で何かを思い出しそれを強引に付け足して。まぁ、具だくさんの『ベルギー調べもん』が出来上がるかな……。まだ、計算によると半分くらい。
でやね、それを書いているうちにパソコンの調子が悪くなってきて、しょっちゅう固まる。どうもこいつ働かせすぎたら、ちょっと反抗しとるようやね。ちょっと神経質になってちょっと書いては保存を繰り返してたわけ。で、こっちもぼっとしてきとるし、あるときパソコンを再起動して、なんかこう分からんねやけど、うだうだしたら、新しいファイルに古いファイルを「上書き保存」した。目の前真っ暗に。2000文字くらいが一瞬にして、汗と涙の賜物が一瞬にして……、は〜ぁ水泡……。別に計画性を持って書いているわけじゃないから、流れに任せて書いているだけやから、復旧は困難。多分同じくらい時間がかかる。パソコン君忘れてくれんかな、と思ったけど、こういうことは意固地な彼、しっかり消えた。後戻りはしてくれん、柔軟性のなさ。やる気なくなったので今日はやめ。
          

  
  
4月23日(月)           
久しぶりに新聞の記事から。

ルーマニア−野良犬は即座に排除
   ルーマニアのブカレストは、「ブカレスト市内の野良犬は集めて始末する」と発表した。どうも野良犬を1匹捕まえてそれを市が管理するのに1日45000Lei(16ドル)かかるらしい、それに比べて子供の養育手当て(市が支給する)は1人・1日につき28000Lei(10ドル)ということ。そこで、捕獲した犬はすぐに殺してしまって浮いたお金を将来のルーマニアを担う子供たちのために使おうということらしい。

この市の決定に反対だから、賛成だからといった意味でなく、確かにルーマニアには全国で、野良犬が沢山いたということを思い出したから。本当にたくさん、たくさん。けど、噂に聞くように狂暴ではなかった、ちょっとびびっていたんやけど、割と良い出会いもあった(犬とね!)。東欧旅行を思い出したということで……。こう書いてるうちにもう1つ思い出した。旧ユーゴ諸国からブルガリア、ルーマニアにかけて「ゼロックス」の看板をたくさん見た。本当にたくさん、たくさん。「すごいね、ゼロックス。こんなに進出しとるんかー」と思っていたけど、よく考えたら東欧の国々では「ゼロックス」って言葉が「コピー」という言葉になっているんかな、と。「ちょっ、ゼロックスしてくるわ」みたいに。真偽の程は確かじゃないけど、東欧がそうやとしたら、もしかしたら西欧の国々でもそうなんかな?分からない。
          

  
  
4月24日(火)           
学校で何かアンケートに答えてくださいって人が沢山いた。一緒にいたAndréがつれなく断ったので、何なのかはいまいち分からない。聞いたら、人権について活動している団体(名前は忘れた)の勧誘なんだと。ふ〜ん、すっごい若い人たちが勧誘しとってんけど、そうなんやね。その後にAndréに「日本に人権(droits de l'homme)はない」って言われて、すっげーむかついたんやけど(いまだに彼の真意がわからない。聞き間違えかもしれん)。帰りにまたまたその団体の人に声をかけられた。今度は僕一人で、相手も別の人。詳しく聞きたかったけど、どうにも寒かったんで、ふと「Pardon. Je sais pas beaucoup le français.」と言って、立ち去った。電光石火で断わる僕、この時期のこの寒さが悪いと思う。
          

  
  
4月25日(水)           
朝6時起床。7時に家を出る。えらいね、立派やね。ほとんど寝てない。駅へ向かう。雨が降っている中何故か?Andréの家に行く。先週土曜日に流れたもの。で、夕方からフランスに行かなければならないので、これほど早い時間になった。こんな早い時間(7時過ぎやけど)にもうみんな行動しとるんやね、人一杯や。すごいねー。日本にいる時もそうやったけど、朝に早くに会社に行く人とかってすごく異質な世界に見れる。世の中なめとるね、いい年なのに。
駅までAndréが迎えに着てくれる。彼は免許を取立てで仮免中(フランス語で何て言うんやったっけなー、忘れた)、ベルギーの法律では『仮免中は24歳以下の免許を持たない者を同乗させてはいけない』ってのが(彼の話では)あるらしく、わざわざ隣のおばあちゃんに頼んで同乗してもらって迎えに来てくれた。有難い。早速、溜め込んだ質問に答えてもらう。その後は、彼の家のあるBoussu(日本語で言ったら「ブス」かな……、「ブシュ」やけど)から、St-Ghislainという町(この町は小さくて緑がたくさんあって趣き深い町だった)を案内してもらう。途中からお日様が出てきて、気持ち良いくらいになった、朝は激寒やったけど……。十数年前に廃止になったという鉄道の跡(線路は剥がされた後やったけど)を歩いた。僕は廃線跡を「う〜ん、昔はここに汽車が走っていて、それを拠点に生きていた人もいたんやね〜」と想像するのが好き、一種の「遺跡」やね。まぁ、ここもバスにとって変わられてしまったわけやけど……。
お昼はいつものようにマダムの料理。クロック・ムッシィウ(日本語の「ムッシュ」ってちょっと止めた方がいいと切に感じるんやけど。それが癖になっていて、いつもそう言って「蝿」になる)→ブイヨンとクスクスのお米みたいなやつ(これなんて言うんやったけ?)→鶏肉とサラダ、シャンピニョン・ソースとコース。もうデザートのタルトは入りません……。本当に毎日こんな食事なんかな?特別なんかな?……。朝と同じように隣のおばあちゃんに同情を頼んで、St-Ghislainの駅まで送ってもらう。ありがとう。それにしても相変わらず、彼はずっと「日本には人権がない」と言っている。何故、そう言うんやろ?理由を聞いても、ない筈って言うだけ。
St-Ghislainの町にあった、『Rond point(ロータリー) 92m』という看板に議論。「何故、後100mでもなく、後90mでもない、中途半端な92mなのか?」、別に周りには何の障害もないのに。これがベルギー?、もしくはベルギーのユーモア?もう一つ、St-Ghislainの町には単に「1er rue, 2nd rue, 3ème rue …」と名前が付いているだけの通りがある。詳しくは面倒くさいので書かんけど、ドイツの占領から解放した連合軍、って言うかアメリカ軍の仕業らしい。これでは、とおりに名前がない日本と攻められる筋合はない。

さてさて、多分これが僕にとって今年最後の「Stade de France」となる「France-Portugal」を見に行く。いい試合やねー。同じ日に「Espagne−Japon」も気になるけど、さすがに行けない……。や、けどいい試合やねー。で、今回は席もいい。ちょっと高い切符。その席しか残ってなかったから仕方ない(けど新聞によると切符はすべて去年の11月に完売していた、と書いてあったけど、僕は2月に買った……、はて?)。ちょうど記者席のある位置のちょうど反対側、バックスタンド側。もう入り口がいつもとは違う。荷物検査がない!で、入り口には絨毯が引いてある。トイレがきれい。バーがある。案内係りのきれいなお姉さんがいる。席には肘掛がある。う〜ん、何もかもが違う!何もかもが違う!何もかもが違う!ただ、試合開始前にちょっと激しい雨が降り、横殴りの雨で、完全に屋根に包まれているのに、雨が進入してきたけど……。
ポルトガル人は熱い。僕が見てきた試合の中で一番の盛り上がり。多分に、去年のEURO2000の因縁(試合終了間際に「疑惑のハンド」をとられ、ジダンに決められ負け)もあるんやろうね。それになんか今日は「ポルトガル独立記念日」らしい、真意は?ただ残念なことにルイ・コスタが出てない。ヌーノ・ゴメスも先発じゃない。まぁ雰囲気は素晴らしかった、むっちゃ寒かったけど、こう熱くなるような。

ポルトガル人、むっちゃ寒かったのに半袖がかなりいた。
               彼らは寒さに強いんかな?
ポルトガル人、チケットの半券貸してあげたら、もう一人入ってきた。
               彼らはお金払わなくてもいいんかな?
ポルトガル人、フランスのホームなのにむっちゃいた。
               彼らはフランスではじめて「外国人コミュニティー」を作ったらしいけど?
ポルトガル人、国歌あんまり歌わず。
               彼らは国歌あんまり知らんのかな、自分の国なのに?
ポルトガル人、発煙筒を焚いていた。
               彼らはどうやって発煙筒を持ち込んだんだろう?
ポルトガル人、前半で3点決められたら、後半はバルテス攻撃に活路を見出した。
               彼らは勝敗にはあまり熱くないんかな?
ポルトガル人、雨が降ってきたら無料で配られていたFIGOのお面で雨をしのいでいた。
               彼らはあまり「国民的英雄」を尊敬してないんかな?
ポルトガル人、とにかく陽気だった。

今回は勝手に選手を評価。明日(ベルギーは一日遅れだから明後日か)の新聞と比較する。どれだけ僕はサッカーを見れるのか。けど、覚えている選手だけ。10点満点で、6点平均。

FRANCE
バルテス
Bartez
4.5 守備は問題なし。よう飛び出したし。前半はボールを取ってから放すまで早かったけど、後半になると平均10秒は持っていた……。それに、ボールセットするのも遅いし、何であんなに時間をかける?親善試合やねんしさ、楽しいサッカーを見に来とんねやし。後半の彼の「遅さ」には相当白けた。
テュラム
Thuram
6.5 文句言うところがないね。そんなに調子よいとは思えんかったけど、彼のサイドでほとんど問題起こらなかったから多分よかったんでしょう。まぁ相手がね……。あと、ヴィエイラの力もか。
デサイー
Desailly
7.5 本当にすごいね。いつもいつも、怖い。何でそんなん行けんねんってやつが彼はいける。両足でのスライディングも健在、怖い。変なパスミスもなかったし、とってもよかったと。ただ最近、インサイドキックでのサイドチェンジ(!)が見れんくなってきたような。
リザラス
Lizarazu
8 一番よかった気がする。同じサイドだったポルトガルのコンセイソンがまったく見えなくなるぐらいの守備やったし、ごっついプティと絡んで攻めた。もしかして偉大な選手かな。
プティ
Petit
6 試合開始後はよくなかった。簡単にボール取られるし、守備面でも利いてなかったような気がする。ヴィエイラの方が遥かによかった。ただだんだん攻撃に絡むようになってきた。4点目に繋がったスルーにはときめいた。
ヴィエイラ
Vieira
7 プティの動きが悪かったのを隠すぐらいに守備面では完璧。攻撃はそんなに絡まんかったけど、そういう役回りかな。
ジダン
Zidane
7 いつもよりドリブルでめくめく行った。ダイレクトでのスルー、ちょんって味方が走ってくるところに出すパス、見所は結構あった。あと、後ろからの長いボールを走りながらの「ミラクルトラップ」、ぴたっ。これ1試合に1回は見るんやけど、本当にすごいね。ぴたって。前半終わって交代。残念。
アンリ
Henry
6 ボールも前でキープしたし、点も決めたし、多分よかったんやろうけど、いまいちスペースがないところでの細かな技がいただけなかった。そういう点で、僕は個人的に「クネクネ」アネルカが好き。点決めんけど。後半はスペースも死ぬほどできて「行け」って場面も結構できたけど、行かなかった……。
ウィルトール
Wiltord
6.5 わりと細かいことも出来んねんね、って感じ。けど、彼はずっと不思議なポジションでプレーしていたような気がした。あれって1.5列目っていえるんかな?なんか中途半端で、よく邪魔やねんと思う場面があった。
ジョルカエフ
Djorkaeff
5 後半からZIZOUの変わりに出てきてかなりやる気満々やったと思うけど、遅い……。「ジダンのような」パスをずっと狙っていたと思うんやけど、だめだったね。いやー遅い。リズム悪くなる。前にいけない彼。プレゼントのようなゴールなかったら「何もできず」やったろってぐらい。

PORTUGAL
キン
Quim
4 多分彼が出ていたと思う。はっきりせいへんねやけど。あかん方のイメージが強烈過ぎた。2点目は仕方ないとしてもやね。
シャヴィエル
Xavier
4 EURO2000で疑惑のハンドをとられた彼。どうもフランスチームは鬼門らしい。真剣に何も出来なかった。ミスを招くばかり。ついでには怪我(多分ね)した。ちょっと同情した。
コウト
Couto
5 好きなプレイヤーだった。久しぶりに見た。髪も短くなって迫力なくなったね。遅いし、年いったんやね。全くラインの操作ができてなかった。3点目はそのぼろぼろラインから生まれた。あれはオフサイドにしないといけない。ヘッドの強さはやっぱりやったけど、コーナーの度に上がっていって狙っていたけど、何も生み出さなかった。
コンセイソン
Conceiçao
3.5 ちょっと期待していたのに、だいぶ期待外れ。見えなかなった。どこにいた?本当に出ていたんやろか?
フィーゴ
Figo
5 どうよ「国民的英雄」。彼のプレーは好きじゃない。大絶賛を受けたEURO2000も、別に僕はそんなにすごいと思ってない。バロンドールって、リヴァウド、ジダンに並ぶプレーヤーって、そう?まぁ、今回ポルトガルのチームの中ではちょっとは期待を持たせてくれるプレイヤーやったことは間違いないけど、後半終わりくらいのゴール前からのフリーキック、直接と思わせ、ちょんとパスにはときめいたけど。けど、彼のいいところひとつ。ファールで試合が止まった後のリスタートがものすごく早い。ずっと狙っている。そのリズムの良さは素晴らしい。
???
???
2.5 誰が出ていたんやろ?分からんけど、一番前にいた人。ひどかった、可哀相だった、一人だけ別次元のプレーをしていた。もちろん低いほうにね。まぁ、今回は情状酌量の余地ありだろうけど、際立っていた。

んなところかな。いいね、好き放題勝手に書けるって。別に誰にも悪気があるわけじゃない、念のため。あーーぁ、ルイ・コスタが見たかった。
          

  
  
4月26日(木)           
今日も6時に起床。1番目のTGV(嘘、2番目のTGV)で帰ってくる。6:58に出て9:30にモンス着。10時からの授業に出席。ほめて。学校休まんかったよー。モンス駅で、SNCBのペンとパンフレットを貰う。「早起きは3文の得」!
パンフレットによれば、SNCBが今年75周年ということ。SNCBはベルギーの国鉄、それが75周年って少なくない?ベルギーには私鉄がないし(これで面白い話を聞いた。ベルギーになぜ私鉄がないか?答えは、ベルギー人は怠け者だから、国の庇護の元でしか鉄道業なんか成り立たないと。僕が言ったことじゃない。聞いた話。僕はSNCBをすごく認めている。たまに遅れるけど、すごく頑張っている。少しでもよく、便利にという姿勢がヨーロッパの鉄道のどこよりも見えてくる)。まぁ、その75周年記念で、今年は各地で「イベント」があるらしい。一発目がブリュッセルで5月5、6日の週末。内容は、
・「伝説」の蒸気機関車とレオポルド2世と3世が利用した客車の展示。
・TGVの300km走行試乗体験。
・南駅の運転司令室の見学(cabine de signalisation de Bruxelles-Midi)。
・TGVの製造工場の見学。
・記念切手・テレカの販売。
どうこの盛り沢山ぷり。行きてー。けど大人の僕でもTGVの工場見学さしてもらえるんかな?
日本負けたらしいね。試合内容はどうだったんでしょう?

「日本」桜 天気は悪いが「桜」も

さりげなく「桜」を鑑賞。結構いろいろなところで見られる。こっちには「白」の桜と、「ピンク」の桜の2種類があるらしい。で、「ピンク」の桜の方を"cerisier japonais"と呼ぶらしい。この桜は単に観賞用で、実を殆どつけないらしい。「実のならない」桜=「日本」桜。う〜ん。けど、みんなは「日本」桜が好き。
          

  
  
4月27日(金)           
前回の勝手に点数付けした試合の『l'EQUIPE(4月26日)版』。勝手に。答えあわせみたいなものやね。ちょっと緊張する。セルジオ・コンセイソンがポルトガルチームの中で最高点がついているのがどうも納得いかん。後バルデスも高得点、であの「遅さ」については何も触れられていない。後は一押しのリザラス平凡な得点。う〜ん、エキップの記者はちゃんと試合を見ていたのかな……、って……。ポルトガルのトップはPAULETAって言う人だったらしい。多分「パウレタ」って読むと思うけど、定かじぁない。

FRANCE
バルテス
Bartez
7 テュラム
Thuram
6.5 デサイー
Desailly
7.5 リザラス
Lizarazu
6.5 プティ
Petit
7
ヴィエイラ
Vieira
7.5 ジダン
Zidane
6.5 アンリ
Henry
7.5 ウィルトール
Wiltord
7 ジョルカエフ
Djorkaeff
6.5

PORTUGAL
キン
Quim
4.5 シャヴィエル
Xavier
4 コウト
Couto
4.5 コンセイソン
Conceiçao
5 フィーゴ
Figo
4.5 パウレタ
Pauleta
4.5

今日は朝からすっごい体が重かった。今週の疲れ、考え事をするといらいらしてくる。だめだー。夜はAsamiさんちでご馳走になる。初物「アスバラガス」、もうむちゃむちゃ好き。チラシ寿司、彼と出会ったのってどれだけぶりやろ。本当にありがとうございました。
          

  
  
4月28日(土)           
今日は朝からBruxelles。今日BruxellesのGrand-Placeでごっつい「ビール祭り」が行われると聞いたので、いてもたってもいられなく、体重いのに。すっごいからだ重い……。で、Bruxellesについてみるとすごい人。う〜ん、ゴールデンウィークやからね、と思ったけど、ここでは関係ないはず。ただの週末の賑わいか。しかし、「ビール祭り」とやらはやってない。(i)に行って尋ねると「ない」とさくっと言われる、けどすごく親切に答えてくれた。コンピューターなんかを駆使したりして、ただはっきりしたことは向こうにも分からなかったんやけど「9月か10月」と言うこと。あれ?
どうもグランプラスでは『Télévie』というイベントが行われていたよう。後で聞いて知ったんやけどこれは『ベルギー版24時間テレビ−愛は地球を救う−』やったらしい。けど、「Télévision(テレビ)」と「Vie(命)」でテレヴィー」って……。けど、181120350FB集まったらしい。日本円で5億円ぐらいかな。まじで?人口1000万人の国やから、一人50円くらい。日本やったら50億円ぐらいあつまんのかな?
今日は割と天気がよかったので久しぶりに楽しく街歩きができた。まだ太陽が隠れると肌寒いんやけど、太陽が出ているときには汗ばむくらい。きもちがよい。
夜は、今日はTayasuさん家でお呼ばれ。「たこやき」パーティー。素晴らしすぎるね。AsamiさんもTayasuさんも料理が本格的やからね。それに、ワインも本格的。ワインが全く分からない僕にはもったいない場ですね。それにしてもひとつ思った。何で、ここモンスに住む人はこんなにも『やわらかな心』を持った人たちばかりなんでしょうね。まったくもって素敵な人たちの集まりです。ふぅ〜、またぱくった……。
          

  
  
4月29日(日)           
昨日はBruxellesの「ビール祭り」が空振りに終わったけど、モンスでは間違いなく28、29、30日と『6ème Bière en Fête』が行われている。これは木曜日から準備が始まっていたので確認済み、テントがいっぱい張られてちょっと期待していたけど、内容はそれほどでもなかった。20数種類のビール(醸造所)がそれぞれオープンテラス、っていう感じ。けど、銘柄は、Chimay、Delirium Tremen、Brugse Tripel、Bushなど有名どこばっかり、どこでも買えるものたち。で、料金も定価。ちょっと普段ではお目にかかれないビールが飲め、買えるのかなと期待していたのでかなり期待外れ。まぁ今日は天気がよかったので、太陽の下で飲むビールはよいんだろうけど。Delirium Tremenをグラスで飲むななんてなかなかモンスにいたら出来ないからね。
今日はサッカーのMonsのチームが地元最終戦。最近調子がよくTranche3(シーズンを3つに分けてそれぞれで優勝チームを出す。そしてそれらの優勝チームが一部昇格をかけたプレーオフに進める)でずっと上位にいる。プレーオフ進めるかもってところ。だから単なる最終戦のだらだらした雰囲気とは違う。
日曜日の午後から、そして今日は天気がいい。ぽかぽかぽかぽか。位置もと同じ場所に行き、太陽を浴びのんびりと観戦。うん、今日はわりといい。いいチームだ。相変わらずいただけないミスがあるものの、ちゃんと意思を持って攻めている。成長するチーム。聞くところによるとMonsのチームは一部のチーム(あくまで下位チームやけど)に比べても遜色ない資金力を持っているらしい。ちゃんと市がお金を出しているということらしい。メンバーかわっとんのかな、そこらへんがいまいちよく分からなかった。
前半0−0で折り返す。何度もチャンスがあったのでいずれ点は入るでしょうと楽観体制。ハーフタイム壁に寄り掛かり太陽をぼーっと浴びていたら眠たくなってきた。寝た。気持ちいいー。後半は立つこともなく、ゆっくり観戦。ちょっとラッキーな、いやかなりラッキーな点で1−0で勝利。ホーム最終戦を勝利で飾るとともに、今日の結果でなんと首位に踊り出た。おー!来年は一部リーグか。最終戦は2部リーグダントツのLommelというチームと合うぇーで対決だけど……。もうすでにプレーオフ権を獲得しとんねやから、負けとくれ。頼む。

地元最終戦 地元最終戦
−とうとう首位に踊り出た−

          

  
  
4月30日(月)           
昨日は日曜日、で明日はメイ・デーで休み。ちゅうことはやね、今日完璧に休みになるんちゃうのかな?「橋をかける(faire le pont)」ってやつ。けど……、今日学校あるんやね。朝からちゃんと。何で、橋かけないんでしょ。電車は今日土・日ダイヤで動いているのに(ちゃんと『Pont de Luindi』ってでかでかと広告していた)、お店屋さんはちゃんと営業しているし。勤勉な国民かベルギー人?今日は雨が降りました。週末わりと天気よくて、気持ちよかったのに。ただ、雨は降っても暖かい雨。新聞の予想最高気温で今週は明日から20℃という文字が踊り出しました。春が来るっぽい。
これこれ(↓)、言いたかってん。

Record de pluie !
   1834年に記録を開始して以来、この4月が(今日30日を残して)月間雨量の新記録を樹立しました……。去年の7月以来ず〜っと「雨の多い月」が続いているらしい。やっぱり、おかしいやんね、これ?まったくしょうもない年に、ベルギーに来たもんだ。ただ僕の場合雨が単にうっとうしいだけやけど、農家の人は死活問題ということ。他には家を立てる人々。大工さん(?)が雨に弱いのは万国共通らしい。"chômage technique"って言うねんて。ふぅー、うっとうしい。