大遅刻をして『日本語』の授業にいった。けど学校についたら今日はコレで終わりと。あらららら。頑張って急いで用意をしたのに。ちょうどAndréが時間あるということなので図書館で少しお勉強。それにしても今週はずっと彼と勉強をしていたね。週15時間とか。ふぅ。
お昼からは日本人女子Norikoちゃんとその彼氏ダミアンに来るまで一緒に醸造所見学。ずっと行きたい行きたいと言っていたら連れて行ってくれると、何と心優しい。そして行き先は"Brasseri Duisson"。ベルギー最強ビアー"Bush"の生まれ故郷。場所はTournaiの近く(Tournaiはダミアンの生まれ故郷)、Monsから来るまで30分とかからない距離。でんでんとした田園風景の中にポツンと、町工場のように……。
団体単位でそれも予約してでないと見学出来ないようやけど、先に電話してある団体に混ぜてもらえるように話をしてくれていた、いやいやなんと心優しい。で、3時半前についた時にはもうちょっとだけ案内が始まっていた(団体さんの都合ということやろうね)。参加した時には麦芽を砕いて熱湯を加えるという、多分"mashing"の説明だと。日本語でもフランス語でもこの行程を何て言うか知らない。moût(日本語?)を濾過(filtrer)し不要な物(drêche)を取り除くと、説明を聞くより、説明を読んだ。とりあえず発酵前の段階。それから発酵→瓶詰と……。そして最後に構内のcaféで試飲!
ビールが出され(もちろんアルコール度12%!)、醸造所が作っているチーズが出され。さらには団体さんが見学の前に見たVIDEOを僕らのために。12%はそれほどアルコールを感じることなく飲めるんやけどやっぱり僕には中身がちょっと薄っぺらいと。ただ冷えたビールを久しぶりに飲んでなかなかいいね。その後、café内に飾ってあった1.5gか、2gくらいの"Bush de Noël"(クリスマス限定ビアー)を売ってくれと頼むがダメで、けど"Bush de Noël"の25cl4本セットは売ってくれた。もちろんダミアン頼み。さらには"Bush 7"は1本で、そしてグラス1つ(1脚?なんて言う?)。けどお金を払う段になってベルギーフランのお釣りがない。団体さんはフランス人でそのままフランスフランで購入していた。フランスフランはおつり完備なのに、いくらフランスとの国境が近いと言ってもここはベルギー、いや間違いなくベルギー……。結局ダミアンにフランスフランを借りて購入できたけど。本当に面白い、醸造所。
その後ダミアンの生まれ故郷Tournaiを案内してもらう。そして実家にも連れて行ってもらって家族と共にケーキを頂く。おいしいおいしい。そしてこの家がまた至る所に面白いオブジェ・作品があって、面白い面白い(ママはアーティスト?)。大満足です。それにしてもTournaiは興味深い街。ちょっと侮っていたんやけど(なんせ『地球の歩き方』3ページの街やからね)、いいよこれ。古い街。ダミアンが一つ一つ丁寧に説明してくれた。僕は自分の生まれ故郷をこれほど詳しく説明出来ない、改めて彼の聡明さに感服。
最後に。"Bush 7"を早速家に帰って飲むと、その初めて出会った色、初めて出会った味に驚く。驚くついでにラベルを見ると『賞味期限95年6月』。うーん、古酒やね。腹こわさんかな。飲まんとけば良かった。
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| −有り難う1000回− ごめん、小さくなった…… 看板との共存を図ろうと…… |
| Brasserie Dubuisson |
| Bush Beer
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